映画を読む

ドイツ某都市にて勉強中です。「映画を読む」と題して、観た映画の感想や印象等を淡々と書いていこうと思っています。ネタバレに関しては最低限の配慮はしたいですが、踏み込んだ内容も書くと思うので、気にする方はご注意を。

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

寓話として描かれる不公正、苦しみの担い手としての驢馬(レゾ・チケイジェ、テンギズ・アブラゼ「青い目のロバ」/Tengiz Abuladze, Rezo Tschcheidze "Lurja magdani" 1956年)

レゾ・チケイジェ、テンギズ・アブラゼ「青い目のロバ」(Tengiz Abuladze, Rezo Tschcheidze "Lurja magdani [英題:Magdana's Donkey]" UdSSR 1956 67 Min. 35mm. オリジナル+ドイツ語字幕版)を鑑賞。近所の映画館でジョージア映画特集が開催されており、…

カトリック教会のイメージ戦略と、宗教権力の機能転換のドキュメントとのはざま(ヴィム・ヴェンダース「ローマ法王フランシスコ——自らの言葉を生きる男」/Wim Wenders "Pope Francis: A Man of His Word" 2018年)

ヴィム・ヴェンダース「ローマ法王フランシスコ——自らの言葉を生きる男」(Wim Wenders "Pope Francis: A Man of His Word [Papst Franziskus – Ein Mann seines Wortes]" DE/IT/CH/FR 2018 96 Min. DCP. ドイツ語ナレーション+字幕版)を鑑賞。近所の映画…